忍者との関わり
忍びの里伊賀・甲賀日本遺産
浄土宗寺院で、藤林一族の墓所。墓は近隣の藤林氏館跡から移された。
由来
浄土宗本誓山正覚寺と号し、創設は確かではありませんが、永久3年(1115)東大寺解案に『興福寺末寺正覚寺領七丁……』の文章が残っており、古い歴史のある寺院です。御本尊は、阿弥陀如来坐像で、他に観音菩薩立像、大勢至菩薩立像が安置されています。
本堂西側の墓地に藤林長門守一族の墓所があります。もとは、正覚寺から300mほど離れたところにある藤林氏の館跡にあったものですが、大正時代の初めに当寺へ移されました。
中央の「本覚深誓信士之墓」と刻まれた大きな墓石が初代藤林長門守のものといわれています。
藤林長門守は、服部半蔵、百地三太夫と相並ぶ忍術の大家で、伊賀北部地域、甲賀地域の両方を配下に治め、伊賀・近江境の守護にあたっていたのであろう。
忍術の秘伝書「萬川集海」22巻は、延宝4年ころ(1676)二世の保武によって完成された。
書名のとおり伊賀、甲賀に伝わる忍術の諸流派(49派)をすべての川が海に集まるように集大成した忍術伝書といわれている。
この秘伝書は、整然とした忍道の体系に貫かれており、「正心」と「信義」を倫理的基盤に据えながら極めて合理的に忍術を説明し、訓練と習熟によって常人では到達できない忍術の技を体得できるよう説いた秘書です。
(由緒記ほか より)
正覚寺データ
本尊
木造阿弥陀如来坐像
市指定文化財 藤林長門守墓所
木造観音菩薩立像
木造大勢至菩薩立像
住所 | 〒518-1302 伊賀市東湯舟1263 |
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連絡先 | 0595-43-1152(平泉寺・真泉善道) |
受付の目安 | − |
ご朱印のいただき方 | 略式(セルフ式) |
ご朱印料 | 200円 |