忍者との関わり
忍びの里伊賀・甲賀日本遺産
真言宗醍醐派寺院。伊賀唯一の修験道根本道場。4月に伊賀流忍者博物館で行う忍者供養回向の導師を務める。
由来
寺伝によれば慶長13年(1608)藩主藤堂高虎が伊予今治から、津、伊賀上野藩へ移封された折藤堂家の祈願所として、高虎公に同行してこの地に移り来たと伝えられ、元和2年(1616)醍醐寺三宝院末の修験道寺院として開山したのが始まりといわれる。
当初は上野天満宮の側、辻屋敷跡にあったといわれ、明治初期の神仏分離令以前、今の地に移ったとされる。
爾来伊賀唯一の修験道根本道場の寺院として今日に至っている。現住職で17代目である。
当山には本尊不動明はじめ、神変大菩薩(役行者)、理源大師、大黒天などが祀られている。
行者堂が平成11年春、改築され新しくなった。
悪を降し衆生を守る不動明王尊、厄難遁除身体強健の役行者への信仰厚く、宗派を問わず祈願成就の祈願に訪れる人が多い。
当山は上野天満宮天神まつりとの関わりが古く、当時記によると三代高久公から病気平癒の報謝として、能面が下附され、その能面をつけて祭礼行事を勤めたと記されている。同まつりの鬼行列に「役行者」や「五大明王」を表す「大御幣」は厄除けの意味合いがあり、修験道場の当山が古くから天満宮と関わりがあった影響と考えられる。
(由緒記ほか より)
松本院データ
本尊
木造不動明王
催事
冬(1月〜3月)
初護摩祈祷 1月8日
節分会 2月節分の日
厄除大般若祈祷 3月1日
春(4月〜6月)
不動尊会式・紫灯大護摩 4月18日
高野山参詣(団参) 5月中
夏(7月〜9月)
大峰山まいり(入峰修行) 8月第一土曜・日曜
春秋彼岸 彼岸会、十三仏講
心願護摩祈祷 毎月18日
住所 | 〒518-0848 伊賀市上野西日南町1739 |
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連絡先 | 0595-21-3584 |
受付の目安 | 10:00〜17:00 |
ご朱印のいただき方 | 略式(セルフ式) |
ご朱印料 | 200円 |